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近畿の産業遺産 10周年記念号に研究ノート掲載

近畿地域を中心に産業遺産の調査、保存、研究を行う近畿産業考古学会の10周年記念号に研究ノートを寄稿させていただきました。2010年に入会した近畿産業考古学会には、何度か短いエッセーをニューズレターに寄稿したことがありましたが、今回は10周年記念号ということで、8ページにわたる大作となりました。

 

作品をつくっている間は膨大な資料を読み込んで建物名や人物名、年代までそらで言えるのに、何年か経つとだんだんと記憶が薄れてしまい思い出せないことも多くなるので、備忘録として文章に残しておくのもいいなぁと思い書くことにしました。

 

「中之島の朝日新聞社建築群130年の歴史」というタイトルで、2013年に制作した映像「朝日ビル」と2015年に制作した「朝日会館」で独自に取材した内容を書き記しました。

 

折しも中之島西部地区は、現在超高層ビル建設による再開発プロジェクトが進行中で、摩天楼へと変貌を遂げています。

 

ビルが人のアイレベルに収まっていた時代の記録をまたひとつ残すことができ、お声がけいただいたことに感謝しております。

 

この研究ノートは、国立情報研究所のCiNii Articles 日本の論文データベースで検索できます。

https://ci.nii.ac.jp/naid/40020912439