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吉田寮続編のお披露目です

「吉田寮祭2023」(5/27〜6/4)期間中の6月3日(土)に、吉田寮で上映会を開いてもらえることになりました。

  

今回の作品は、2018年に制作した「銀杏並木よ永遠に - 吉田寮が寄宿舎と呼ばれていた時代の自治 -」の続編で、吉田寮と呼ばれる時代になってからを取り上げました。と言うのも、吉田寮は寄宿舎と呼ばれていた1959年までと現在とでは、暮らしぶりが大きく変わっています。そこで、今回は吉田寮と呼ばれる時代の卒寮生3名にお話を伺いました。前作の上映会を各地で開く中で知り合ったのが偶然1980年代に在寮されていた方々だったので、今回は1980年代スポットを当てたことになります。1980年代というと、在寮期限でゆれていた時期で、訴訟でゆれている現在と少し似たところもあり、(実際には大きく違っているような気もしますが)興味深いインタビューとなりました。また、大きく変わったのは1970年代だと言うことで、1970年代の卒寮生も探したのですが、残念ながらたどり着くことができず、そのことだけは悔やまれます。が、現寮生が自治寮の暮らしぶりや吉田寮に対する想いを生き生きと語ってくれたので、作品全体としてはみんな大好きな吉田寮が伝わる内容になったと思います。

 

建物紹介では、三高等中学校の寄宿舎だった痕跡を寮生の生の声で紹介してもらうことができました。幾層にも積み重なる歴史を持つ吉田寮が、その痕跡を残したまま存在していること自体奇跡的なことだと思います。私自身今回続編を制作したことで多くの発見がありました。

 

建物の記憶と人々の記憶を紡いだ吉田寮映像を、見て、感じて、もしも、吉田寮が話せたら・・・想像してみてください。

 

催事名 若林あかね監督映画上映会 吉田寮ドキュメンタリー映画「もしも吉田寮が話せたら」

日 時 2023年6月3日(土)14:00~

会 場 吉田寮ビリヤード部屋

参加費 入場無料

主 催 2023年吉田寮祭実行委員会